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2017年9月24日 (日)

下町ロケット 池井戸潤

Photo娘が「これ面白かった。読む?」と差し出したのが下町ロケット。ちょうどBlood Workを読み終わって、次何を読もうか考えていたタイミングだったので、久しぶりに日本語の本もいいかなと思ってありがたく貸してもらった。そういえばテレビでドラマを見たような気もするし。薄い本なので2~3日で読めるだろう。その間に次に読むべきマイケルコナリーをゆっくり決めよう。特注のネーム入り革製ブックカバーを本棚の奥から引っ張り出してきて本をセットする。このブックッカバー、だいぶ味がついたなぁ、年季ものだものな。
通勤電車内で読むと、これがなんとも読みづらい。だいたいページを捲る必要があるので両手が必要なのだ。一時的にでもつり革から手を外さなくてはならないのだ。
kindleだと左手がつり革で、右手にkindleを持って、ページ捲りも右手親指で出来るのでラクだったことを改めて認識する。文庫本だとするする読めて、1頁の文章量も少ないのでページ捲りが頻繁になりなおさら面倒。あまつさえ、最近指先で紙をハンドリングするのが苦手になってきていることもありページ捲りは本当に面倒!

さて、超久しぶりの文庫本。母国語での読書もなかなか心地よい。読んでいくうちに、テレビで見た記憶が蘇ってきた。そういえば吉川晃司が重役役で出ていてのけ反ったのが印象的だった。町の中小企業が大企業を向こうにして頑張ってロケット打ち上げに貢献するという話。メリハリの利いた書きっぷりはシドニーシェルダンを思わせた。面白くないはずがないという感じである。いやらしい敵に徹底的に苛められなんとか、耐え忍ぶ。資金が持たずにもうだめか...そこであっと驚く大逆転。胸がすかっとする。と思ったら更に強大な敵が出現。搦め手で攻めてくる。さぁ、中小企業の社長はどう対処するのか?!胸のすくような矜持を見せるが、中小企業とは言え会社は社長一人のものではない。社長の趣味で会社を潰されてはたまらないと考える社員が続出するのもうなずける。それでも意地を張るのか。技術者として、一人の男として、父として、経営者として最善の選択は何か。自分だったらどうするか。これこれこうだから自分はこういう選択をするのだという人を納得させるようなステートメントは自分には考え付かない。主人公のこれまでの人生から絞り出された選択にしびれる。でも失敗するかもしれない。頑張れ!と応援しながら読む進む。時おり描写されるプロの職人技にこちらまで納得する。というわけで素晴らしく良く出来たエンターテインメント小説を楽しむことが出来た。半沢直樹(オレたいバブル入行組)、陸王(ランニングシューズメーカーの話)なども彼の作品だと。池井戸潤って凄そうだ。

下町ロケット 池井戸潤
2017-#12
9/13-9/16
評価:18 star (5,5,4,4)
形式:文庫本
頁数:496
出版社:小学館
ISBN-13:978-4-09-408896-0
発売日:2013/12/21
定価:720円+税

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