2017年9月17日 (日)

Blood Work by Michael Connelly

Bloodwork日本語は外国語を受け入れるのになかなか便利な言語だと思う。つまり、カタカナという決まった表音文字があるからだ。これのおかげで日本語に無い発音は除くが一応どんな外国語であってもカタカナで音表記ができる。だれでも同じように。今回のマイケルコナリーの小説はハリーボッシュシリーズからはちょっと外れるが、作品群の流れからしてハリーボッシュシリ-ズを読み続けるためにはぜひとも読んでおくべき作品として今回選んだもの。今回も主人公の名前が特殊。自分としてMcCalebを最初カレブと思って読み始めたが、最初のほうで作中人物も自分と同じように読み間違え、本人によりMc-Cal-ubではなくMc-Kay-Lebと発音すると説明され、それ以降「け伊良部」(ちょっと古いが)と心の中で発音しながら読んでいる。これ小説を読む上で非常に重要なこと。つまり、発音できない単語は読めないということだ。自分のように通勤電車内で黙読していても同じで、止まってしまうのだ。発音が分からない単語が頻発すると、その度に読みがストップしてしまってはなはだ効率が悪くなる。
主人公は早期退職した元FBI捜査官。重い心臓病のために心臓移植手術を受けたというのが引退の理由。退院後、係留した船に住み体をいたわりながら暮らしていたマケイラブに強引に舞い込んだ捜査依頼はなんと彼に心臓を提供した女性の姉からのものだった。妹はコンビニでの強盗事件で命を落としドナーとして臓器提供したというわけだ。なんともすごい設定。引退して既に正式の捜査官でもなく、移植手術後ということで薬も毎日呑まなくてはならないし、定期的に診察も受ける必要もあるし車の運転も禁止されているという難しい状況で協力者をうまく選んで捜査を始める主人公。非常に粘り強い捜査で突破口を見つけやがて、驚愕の犯人像にたどり着く。これまでいろいろな悪いやつらの犯罪の小説を読んできたがこの犯人の動機は異常者レベル100倍だと思う。憎みが激しすぎるとここまでくるのかと。ちょっと理解不能。ま、全体に非常に面白かった。マイケルコナリーの小説はどれも一様にレベルが高い。

翻訳本は「わが心臓の痛み」(扶桑社ミステリー上下)

Blood Work by Michael Connelly
2017-#11
8/14-9/12
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 1385 KB
Print length: 484 pages
Publisher: Orion (December 23,2009)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English
ASIN: B00374722U
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Not Enabled
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Screen Reader: Supported
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 15.99 (Paperback amazon.com)
USD 4.67 (Kindle edition amazon.com)
JPY 915 (Paperback amazon.co.jp)
JPY 520 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年8月13日 (日)

Angels Flight by Michael Connelly

Angelsflight前作の記事 でハリーボッシュシリーズについて
自分でもこれのどこが楽しくて読んでいるのか分からなくなってきたりもする。この先いったいどうなるのか知りたくてやめられない・ボッシュの生き様の各所に魅力的な部分がある・脳内の仮想世界の中でボッシュの人生を追体験していくのが楽しい(?)などいろいろ自分を分析中である。

と書いた。で、本作を読みながらまたもや同じような印象「何が面白いのやら?」を感じたのでやや自己分析的に読み進めた。やはり読んでいくうちにボッシュに自己同化してしまい、1.事件を解決したい。2.捜査には自分なりの経験があり自信がある。俺は優秀だ。3.邪魔するやつは敵である。IAD,FBI,マスコミ、時に上司であっても。4.ルールを厳格に守っていたら事件の解決などできない。そういう場合には多少ルールを逸脱しても解決するぞ。というようなボッシュ4ルールと強烈な使命感を持って仕事に励む孤独な男の生き様に魅せられ、次にどういうシチュエーションに直面するのか?それにどう対処していくのか?というゲーム的面白さを追体験することが楽しいようだ。

Angels Flight ボッシュシリーズ第6作

この作品ではロスのケーブルカー(これがAngels Flight)内で発見されたふたりの死体が発端となるが、被害者がそれまでLAPDを目の敵として、多くの訴訟を起してLAPDを痛めつけてきた黒人弁護士だったことから、彼に訴訟を起された経験のないボッシュに急遽担当が回ってきたという無茶振りで話が始まる。どうせLAPDの警官が犯人だろうという空気の中、珍しくチームを組んで捜査が進む。ボッシュがチーフだ。ただ政治的事情からFBIといういつもの敵がメンバーに加わるなどして徐々に捜査が重くなってくる。また、LAは警察への抗議活動が熱くなり暴動が起きかねない危険な状況になってくる。そういう(いつもの)困難な状況の中でボッシュチームは徐々に真実に近づいてゆく。最後は大きなtwistがあって...というところ。

いつも通勤の行き帰りの電車の中でkindle paperwhiteで読んでいるのだが、最近スマホの無料オセロゲームにはまってしまい、読書の時間の多くをオセロに費やしてしまい異様に長い時間がかかってしまった(笑)。

Angels Flight
by Michael Connelly
2017-#10
7/7-8/8
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 3051 KB
Print length: 474 pages
Publisher:  Little, Brown and Company (Jan 1,2001)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English
ASIN: B00FORA838
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Not Enabled
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 4.16 (Paperback amazon.com)
USD 5.90 (Kindle edition amazon.com)

JPY 657 (kindle edition amazon.co.jp)

2017年7月16日 (日)

Trunk Music by Michael Connelly

Truncmusic今年はハリーボッシュシリ-ズを連読しているが、そろそろ全体像が気になったのでちょっと調べてみた。すると今現在でなんと20作品まで出ているというではないか。邦訳本はこれの第15作までだが、ま、それは関係ない。
1.The Black Echo
2.The Black Ice
3.The Concrete Blonde
4.The Last Coyote
5.Trunc Music  ← 今ここ
6.Angels Flight
7.A Darkness More Than Night
8.City of Bones
9.Lost Light
10.The Narrows
11.The Closers
12.Echo Park
13.The Overlook
14.Nine Dragons
15.The Drop
16.The Black Box
17.The Burning Room
18.The Crossing
19.The Wrong Side of Goodbye
20.Two Kinds of Truth


というわけでまだまだしばらくはボッシュを楽しめることが分かってほっとしている。ただ、これを一気通貫で最後まで読むには2年はかかるので、途中で別シリーズに移って間を空けるなどするかもしれない。飽きるかもしれないし。分からないが。

さて、このハリーボッシュは人物像的には真っ黒でよく見ると胸にサックスブルーの鮮やかなプーマのエンブレムが差し色になっている。いや、人間的には明るくも楽しくもなく面白みはなく(男性としては女性には魅力的なのだが)仕事にしか生きがいの見出せない有能で孤独なワーカホリックではあるが、唯一ジャズを聴くことを趣味とし特にサックスにはうるさいという点が人物像の差し色である。ジョン・コルトレーンやウェイン・ショーターなど出てきたのを覚えている。いつかSAXOPHONE COLOSSUSを聴くシーンが出てこないかなんて思いながら読み進めるのもこのシリーズならではの楽しみである。

話の内容は書かないが要素としてはロールスロイスのトランクで発見された映画プロデューサーの射殺死体、ラスヴェガスのカジノでの豪遊、マフィアのマネーロンダーリング役、FBIの潜入捜査官、ボッシュの恋人ウィッシュ、ボッシュを含むLAPDの天敵IAD(Internal Affairs Division)による牽制と妨害。困難な捜査を地道に続けてゆく過程を読み続けていると、自分でもこれのどこが楽しくて読んでいるのか分からなくなってきたりもする。この先いったいどうなるのか知りたくてやめられない・ボッシュの生き様の各所に魅力的な部分がある・脳内の仮想世界の中でボッシュの人生を追体験していくのが楽しい(?)などいろいろ自分を分析中である。ま、とにかく普通に面白かった。

Trunk Music by Michael Connelly
2017-#9
6/14-7/6
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 2913 KB
Print length: 464 pages
Publisher:  Little, Brown and Company (Jan 1,2002)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English
ASIN: B01LFFZH2O
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Not Enabled
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Screen Reader : Supported
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 5.67 (Paperback amazon.com)
USD 4.59 (Kindle edition amazon.com)
JPY 1353 (Paperback amazon.co.jp)
JPY 447 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年6月18日 (日)

The Last Coyote by Michael Connelly

Thelastcoyoteタイトルはボッシュが夢で見たという動物のコヨーテのことである。ロスアンジェルスには野生のコヨーテが少数生息していたがいまやこの地域で絶滅の危機にさらされており、その最後の一頭を車の中から見たというのだ。ボッシュが仕事を外されていやいやながらも通う精神分析医との会話の中で、孤独で生き方が破滅的で組織内でうまくやっていけない人種であるボッシュ自身を投影しているのではないかと指摘を受ける。停職処分の理由は上司への暴行である。停職期間中にはなるべく忙しくしていたほうがよいということではじめたのが地震で傾き、退去命令をうけた自宅の改修工事だ。しかし一段落すると、やがて幼少時に殺人事件で失った自分の母親の事件を追うことに没頭し始める。
これまでこれに手をつけてこなかったことに対して呵責を感じていたボッシュは何十年も昔の事件であるが執念深く追ってゆく。母親の知られざる実像が明らかになり苦しみながらもプロとして捜査を続けるうちに徐々に事件の全貌が浮かび上がってくる。
ボッシュシリーズは基本的に刑事ボッシュの捜査を現在進行形で(文体は過去形だが)描いてゆくだけだし、特に妙な技法を使わないので小説のスタイルとしてはドストレートである。書き込みが詳細で心情表現が抑えてあるが、かえって気持ちを推し量る力が働き、読み手の感性が研ぎ澄まされる気がする。
シドニーシェルダンの小説とは対照的である。例えは悪いが、漫画にたとえるならばシドニーシェルダンがサザエさんタッチならコナリーは北斗の拳の劇画調と言えよう。どちらが優れているというわけではない。それぞれの個性があってどちらも非常に楽しめる。

The Last Coyote by Michael Connelly
2017-#8
5/19-6/13
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 2692 KB
Print length: 406 pages
Publisher:  Little, Brown and Company (April 29,2003)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English
ASIN: B00HG5HOT2
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Not Enabled
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Screen Reader : Supported
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 7.15 (Paperback amazon.com)
USD 4.05 (Kindle edition amazon.com)
JPY 1230 (Paperback amazon.co.jp)
JPY 459 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年5月28日 (日)

The Concrete Blonde by Michael Connelly

Theconcreteblonde ハリーボッシュシリーズの第三作。昨年がシドニーシェルダンの一年だったが、どうも今年はマイクルコナリーのハリーボッシュの一年になりそうである。三作品を続けて読んで、飽きないし質が落ちずに連続した作品として読めており満足度が高い。徐々に主人公ハリーボッシュの過去が明らかになってきて非常にクールなボッシュに対しての理解と親近感が湧いてきている。 今回の作品はタイトルの通り、コンクリート詰めされて見つかったブロンド女性の遺体の捜査の話。だけじゃなくてなんと同時にボッシュが被告の裁判が進行するという面倒くさい状況でもある。原告は数年前にボッシュに夫を射殺された女性。今回の本当の主人公は連続殺人鬼Doll Makerだ。殺害した女性に人形のような化粧を施した上で人目につく場所にさらすという猟奇殺人者だ。これの捜査に携わっていたボッシュが捜査中に射殺してしまったというわけだ。原告と被告の裁判でのスリリングなやり取りも読み応えがある。殺害した男がDoll Makerであり、連続殺人事件は解決したはずなのだが、新たな犠牲者の存在を示すメモがLAPDに直接届けられ、その通りに見つかったのがコンクリートブロンドというわけだ。手口はDoll Makerそのものだった。さぁ、これでボッシュが殺害した男がDoll Makerではなかったことになり、裁判の行方にも大きな影響を及ぼすことになる。裁判中にも関わらず、捜査を進めるボッシュ。やがて意外な真実が浮かび上がってくる。これから先はネタばれになる。時おりでてくるボッシュの趣味、ジャズを聴くシーンがなんとも恰好よい。ただ、非常に有能ではあるが、ルールを逸脱気味、上司に楯突くという組織人として失格な人格にはベトナム戦争が暗い影を落とす。そんな興味深い男ハリーボッシュのハードボイルドな生き様は読みごたえがある。

※数年間愛用中のKindle Paperwhiteであるが、先日OS(?)のアップデートをせよというメッセージが表示された。Wi-Fiに接続し充電したまま一晩放っておけというので、そうしたが、メッセージが消えない。そこでいろいろ調べたころなんと自宅のWi-Fiの設定ができていなかったことに気づいた。数年間も3Gしか使っていなかったということになる。通信費はアマゾンもちなのでどうでもいいが、それにしても我ながらお間抜けだった。で、Wi-Fiを設定したところ、なんとたちどころにバージョンアップは終了した。でThe Concrete Blondeを再び読み始めたところなんだか画面がヘン。行間が大きく空いていてルビのようなものが小さく表示されているではないか。なんだこれは?
調べてみたところこれがWord Wiseによる難解と思われる単語の説明なのであった。しばらくこの機能を使ってみたが、1ページの表示量が減ってページめくり回数が増えて面倒なのと自分の調べたい単語は自分で調べたいので最初からルビのように表示されていると目障りなので、機能はOFFにした。このWord Wise機能はkindleで購入(ダウンロード)したデジタルデータに入っているが、入っていないものもあり、それは下のWord Wise:項がEnabled かNot Enabledかで事前に提示されているわけである。

The Concrete Blonde by Michael Connelly
2017-#7
4/20-5/18
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 1575 KB
Print length: 448 pages
Publisher: Orion (December 23,2009)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English
ASIN: B0037472NY
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Enabled
Word Wise: Enabled   ←★
Lending: Not Enabled
Screen Reader : Supported
Enhanced Typesetting: Enabled
USD (Kindle edition amazon.com)
JPY  (Paperback amazon.co.jp)
JPY 738 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年5月14日 (日)

The Black Ice by Michael Connelly

Theblackice

マイクルコナリーのハリボッシュシリーズ第二弾。大昔に一度読んだはずなのにまったく記憶になし。前回のThe Black Echoに引き続いて読んだが、まったく違和感なく続けて読めた。本作は街に入ってきた新しい麻薬BLACK ICEを巡るメキシコ国境をまたにかけての捜査もの。死体から見つかった昆虫を精査して不妊化処理をされていたことが判明してから狙いが定まるというなんともリアルな設定であるが、トマスハリスの羊たちの沈黙を思い起こさせる。前作に引き続きトンネルが重要項目。トランプ大統領のメキシコ国境に壁を作れという主張が理解できる状況が描かれる。ボッシュのストイックな捜査が現在進行形で語られるので、はらはらドキドキ感がすごい。シドニーシェルダンとは読者層が一段違っている印象である。細かい伏線やら会話の妙など自分の読解力では半分ほどしか読み取れてないかもしれないが(分からなくてもかなり読み飛ばすので)それでも十分楽しめている。マイクルコナリーの書き込み量と質が非常に高いので毎回満腹になる。

The Black Ice
by Michael Connelly
2017-#6
3/22-4/19
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 974 KB
Print length: 388 pages
Publisher: Orion (February 25,2010)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English
ASIN: B003G4GMPO
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Enabled
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Screen Reader : Supported
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 1.14 (Kindle edition amazon.com)
JPY 1246 (Paperback amazon.co.jp)
JPY 753 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年4月 2日 (日)

The Black Echo by Michael Connelly

Theblackechoシェルダン祭の後をグリシャムが鮮やかに埋めてくれたのはいいが、その後が少しもたついた。アマゾンが低価格を武器にkindle版で絨毯爆撃してペーパーバックを絶滅の危機に押しやった後は、想定通りkindle版を値上げしおったため(これ典型的な独禁法違反の手口)、ごく少数生き残ったペーパーバックよりも却って軒並み高くなっているのだ。そういうわけで慎重に選択した結果、見つけたのがマイケルコナリーだ。あれ?マイクルか。舞行龍?いやマイコーかな。とにかく253円は安いでしょ。
ハリーボッシュシリーズのことはもちろん知っていたが、自分が読んだことがあるかはまた別問題で記憶には無いようだったので、記録にあたってみた。これ。おバカな記事だが役に立つ。自分にだけだけど。(逃げ恥をもじってますよ。笑)

ところが、ハリボッシュシリーズは19作品ほどもあるらしく作品名は覚えてないので作者名を記していないこのリストでは分からないということが分かった。役に立つと思ったのに。でも、転んでもただでは起きない。ねばるよ。読んだとしたらだいぶ昔のはずなのでペーパーバックではなくて翻訳モノの文庫本にちがいない。で、つらつらチェックしてみたが少なくとも「ブラックエコー」は見つからなかった。かわりにブラックなんちゃらがこんなに見つかった。タイトルにブラック多し。黒は人気あるんだな。
1998
ブラッククロス 記憶になし
ブラックライト スティーブンハンターの新型ライフルのあれだな
1996
ブラックハート 記憶になし
ブラックホーン 記憶になし
1995
ブラックアイス 記憶になし
1994
ブラックダリア エルロイのあれだな このミスにでていたような
1991
ブラックプリンス デイヴィッドマレルのあれだな
ブラックサンデー スーパーボウルへのテロ予告のあれだな。トマスハリスの。覚えている。

む~、ブラックエコーはなしか。少し記憶のあるタイトルもあるが、記憶にないものも半数ほど。このなかでブラックアイスがなんとなく気になったので調べてみたところ、これがハリーボッシュシリーズの第2作であることが分かった。そして、ついでに問題のThe Black Echo の邦題がブラックエコーではなくて「ナイトホークス」(なんで?)であることが分かり、これも1995年に読んでいたことが分かった。こういうふうに物事がするすると続けざまに解決する様をbreak throughというのだな。気持ち良い!おバカな記事が役に立った!
それにしても結局なんと既読だったか。たぶんこのボッシュシリーズ#1を読んで面白かったので#2も続けて読んだという流れなのだろう。ただもちろん20年以上前に読んだものなんて記憶のかけらもないが。

さて、このThe Black Echo であるが、LAPD(ロスアンジェルス市警)の刑事ハリーボッシュを神の視点から語る小説である。事件を解決するために常に何かを探し続ける刑事の行動を逐一読むわけである。誰かに会う。知りたいことがある。ボッシュがその相手にどういう対応をするのかさっぱりわからない状態で読む。相手がこちらの知りたいことを話すのか話さないのか。そういう感じで先が読めない状態は読者も刑事と同様の謎に直面しながら読み続けるということである。なので臨場感が激しく、刑事の仕事が大変なものであることが実感できる。ベトナム戦争がアメリカにもたらした災厄の奥深さに慄然とする思いである。シェルダンやグリシャムに比べて使われる英語は格段に難しいが、kindleで意味を調べながらなのでそう困難は感じなかった。

The Black Echo by Michael Connelly
2017-#5
2/17-3/21
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 1237 KB
Print length: 500 pages
Publisher: Orion (July 19,2012)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English 
ASIN: B008HIO15M
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Not Enabled 
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 2.22 (Kindle edition amazon.com)
JPY - (Paperback amazon.co.jp)
JPY 253 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年2月19日 (日)

Rogue Lawyer by John Grisham

Roguelowyer一年2ヶ月に及ぶシドニーシェルダン祭を終えて、深刻なシェルダンロスに陥るかと思ったがあにはからんや、そんな停滞時期は一瞬たりとも訪れなかった。救世主はジョングリシャムだった。新作が出ていたのだ。Rogue Lawyer。今どきの言葉で言えば「ブラック弁護士」とでもなろうか。これまでのグリシャムの主人公が清貧弁護士だとすれば、明らかに色合いが逆なのだ。アメリカ大統領がこれまでのイメージから真逆のトランプに変わったのと同様のdrastic changeである。しかも語り口が一人称現在形なので臨場感がハンパない。グリシャムらしくなくハードボイルド感満載の作品なのだ。昔読んでいたアンドリューヴァクスのアウトロー探偵バークものを思い出した。

さて、話にはいろんな事件が発生する。そして、主人公ラッドは様々な位置からそれらに関係してゆく。麻薬取引の疑いをかけられて夜間にSWATに急襲されて重傷を負い妻を殺害されたかわいそうな男の弁護。金網ファイトの格闘技選手が不当な判定をあげたジャッジにパンチを食らわせて殺害した件の弁護。別れた妻との間での子供への接見の問題。あまりにやばい敵が多いので大型バンを移動事務所として使っているとか。接見中の我が子を誘拐される事件とか。もういろんなことが起こりすぎて、よく一人で頑張っていられるなぁと感心することしきり。ハードボイルドだ。しかし、世の中、いや、この本の世界の中は自分さえ良ければ悪いことをしてもばれなければ構わないという非常に自己中心的な悪い奴ばかりで、本当に日本でよかったなぁと思う。はらはらどきどきでとにかく面白かった。それにしてもグリシャムがこんな小説を書くのか。なんでも書けるんだな。

Rogue Lawyer by John Grisham
2017-#4
1/25-2/16
Rating 20 stars (5,5,5,5)
Format: kindle
File size: 2032 KB
Print length: 352 pages
Page Numbers Source ISBN: 1473622867
Publisher: Hodder & Stoughton (October 20,2015)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English 
ASIN: B00XLB5MOO
Text-to-Speech: Enabled
X-Ray: Enabled 
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 5.54 (Kindle edition amazon.com)
JPY 923 (Paperback amazon.co.jp)
JPY 618 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年1月28日 (土)

Morning,Noon and Night by Sidney Sheldon

20morningnoonandnightついにシドニーシェルダン全作品読破が終わった。1年2か月もかけて一人の作者の全19作品を追いかけるという壮大な旅が終わったのだ。旧東海道五十三次を日本橋から京都三条大橋まで14回に分けて走りとおしたあの懐かしき日々に匹敵するほどの長い旅だった。
...いやいやいや、おおげさな(笑)。

これが最後の作品"Morning,Noon and Night”。超訳は「遺産」。日本語タイトルはずばりそのものを表していてわかりやすい。大富豪の死と遺産相続の話。焦点は巨額の遺産。million ではなくbillion 。つまり10億ドル、1000億円だ。考えられないほど子をいじめてきた親であり、3人の子供は遠く離れて育てられた。そのため互い疎遠で、まったく交差しない独立した人生を歩いてきた。ここに富豪の隠し子を名乗る女性が現れる。母は富豪の家政婦をしていた女性だと。遺産が欲しいのではなく血のつながった家族の存在を確かめたいと。それ来た。遺産目当ての泥棒め。本当に父の子であるかどうやって確かめるのか?DNAテストだ。埋葬したばかりの墓から父親を掘り出してDNAを採取しよう。判事となっていた子が専門知識を駆使して対応にあたる。しかし父の遺骸は墓から消え去っていた。いったい誰の仕業か。
頭の切れる犯人の意図は何か?犯人は誰なのか?非常に込み入った技を駆使して自分の野望を達成しようとする犯人。それを阻止しようとするお抱え弁護士。親子の確執、悪知恵のはたらく悪い奴。遺産相続はいったいどうなってしまうのか?終盤からぐっと面白くなってきた。暇なアメリカ人の娯楽として最適な題材なのだろう。自分としてもかなり楽しめた。
さあ、明日から通勤電車の中をどう過ごそうか。

Morning,Noon and Night by Sidney Sheldon
2017-#3
1/10-1/23
Rating 18 stars (5,4,5,4)
Format: kindle
File size: 1480 KB
Print length: 403 pages
Publisher: HarperCollins Publishers (November 14 ,2013)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English 
ASIN: B00FAI4A2G
Text-to-Speech: Not Enabled
X-Ray: Enabled 
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 7.08 (Kindle edition amazon.com)
JPY 829 (Kindle edition amazon.co.jp)

2017年1月15日 (日)

Are You Afraid of the Dark? by Sidney Sheldon

19areyouafraidofhtedarkシドニーシェルダン読破までのラスト2の作品は"Are You Afraid of the Dark? "。世界的シンクタンクによる陰謀と主人公の逃亡の冒険小説。序盤ぜんぜん乗れず、ちっとも楽しくなく失敗したかな?と思いながら読み進んだ。正月休みを挟んだこともリズムに乗れなかった原因か?逃げる方もまぬけだし、追う方もまぬけ。超ハイテク機器を使っているのにいったいどういうことか。トムとジェリーなみ。ただ主人公の未亡人二人が結束し始めてからやっとエンジンがかかり、ラストにかけては多少楽しめた。科学技術の進化が極まって発現するパラダイムシフトの一例としてSFチックに理解した。異常気象もシドニーシェルダンにかかればこういう風に料理されるんだなと感心した。邦訳(超訳)本は「異常気象売ります」。どう考えてもこの超訳はいけてないな。ひどすぎる。ここでアマゾンに苦情。この値段は昔のPBと同じか高くなっていると思われるぞ。独占禁止法違反じゃないか?>公正取引委員会どの

Are You Afraid of the Dark? by Sidney Sheldon
2017-#2
12/19-1/6
Rating 18 stars (5,4,5,4)
Format: kindle
File size: 668 KB
Print length: 419 pages
Publisher: HarperCollins Publishers (February 25,2010)
Sold by: Amazon Services International, Inc.
Language: English 
ASIN: B003GUBIF2
Text-to-Speech: Not Enabled
X-Ray: Not Enabled 
Word Wise: Enabled
Lending: Not Enabled
Enhanced Typesetting: Enabled
USD 8.20 (Kindle edition amazon.com)
JPY 843 (Kindle edition amazon.co.jp)

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